
着きそうでたどり着かない。デパートは都会のオアシスかもしれない
みなさん。こんにちは。
この「デパなび」というサイトはデパートに関するあらゆることが載る(予定の)サイトです。
なので、最新情報も最古情報も、お役立ち情報もお役立たない情報も数あまたに載っていていいんだと思っています。
それによってこのサイトを訪れる人がもっとデパート好きになってくれるなら、それはデパなびの喜びに違いありません。
と前置きをして、何を書くかという「○○あるある」。
長いものに巻かれろとワタクシはこの「○○あるある」が結構好きだったりします。
たとえば、血液型の「B型あるある」。
誰かと出かけているのに無性に帰りたくなるときがある
「あるあるー」
頭の中にもじゃもじゃしたものがある
「あるあるー」
と言った具合です。
ある種のアイデンティティの確認ともいうべきこの行動を通し、ワタクシはワタクシという個体を再確認しているに違いないのです。
(完)
って終わってもうた。
間違えた。自分語りのページじゃなくて、デパなびのページだった。
そう、「あるある」ネタです。
今日は「デパートあるある」の中の「アクセス編」を紹介します。
デパートや商業施設に行くときのアクセス手段といえば、おそらく以下の4つになるのではないかと思います。
1.もっとも原始的にして最後まで残る手段
徒歩
2.近距離限定の「ジモッティ」御用達
自転車
3.田舎から都会へ。これぞ王道
電車
4.人が多くなると便利
自動車
あ、これも忘れてはなりませんね。
5.ブルジョワの香り漂う
タクシー
それぞれについて見ていきます。
まず「徒歩」。
この徒歩、一見ありえそうで実にありえない交通手段。
なぜなら、デパートや商業施設があるのは街中も街中、その場所の一等地にあるものです。
そこに徒歩圏内(10分以内)に住むとなれば、それはそれは大量のマニーが必要となるわけです。
もっとも住んでいた場所の再開発が進み、自分たちは運よく立ち退きしなくてよくて、そのままデパート(商業施設)ができちゃった、というラッキー家族は除きます。
といっても、昔であっても昨今であっても、そもそもその土地に住んでいたという部分で人生勝ち組の人たちなんですが。
ということで、徒歩でデパートに行けちゃうよ。という人はそもそもイレギュラーなので、さほど参考にならないかもしれません。
が、たまたまデパート近くに用事があって、そこからデパートまで赴くというパターンはあるかもしれません。
たとえば、総合病院や学校に行った帰りなどです。
その場合、徒歩でデパートに向かうことになるのですが、ここがマジック。
都会のデパートであればあるほど、「地下都市」が形成されているパターンがあり、普段「地下移動」をしている人にとって「地上」は未知の世界なんです。
あれ?どこここ?
と東西南北の方向感覚が失われること必須です。
立体駐車場でぐるぐるやられた車のナビが、その後しばらく自分を見失うのと一緒です。
そんなわけで、自分見失い症候群に陥った哀れ迷える子羊たちはデパートのその御姿を目に捉えるまで、ひたすら不安と恐怖と闘いながら都会という名の砂漠をさまようことになるわけです。
あ、文明の機器「スマートフォン」の「グーグルマップ」が使えるのならば、その不安はかなり減少されます。
それでも、思ったよりも距離が遠く感じるものなんですよね。
次に「自転車」です。
これは案外使えます。使えますが、なんていうかデパートとのギャップがすごい。
この前、夢の国「ディズニーランド」に行った際、駐車場に停められた、まぁまぁの量の自転車を見た時、なんというかこれから夢の世界に飛び込もうというドキドキ感に水を差された気分がしました。
デパートもディズニーランドも、「特別感」に溢れる場所。(と勝手に思っている)
そこは夢は夢のままでいさせて欲しいと思うのはワタクシだけでしょうか。
自転車で言った場合に予想外と思うのが、駐輪場の存在です。
歩きで入り口に入るのと、自転車を使って施設まで行くのと違いは、この「駐輪場」に違いありません。
行きはよいよい、ってやつです。
あの巨大な施設の中で駐輪場はほんの一部。
施設側も自転車で来る人はそこまで多くないと思っている証拠です。
なので、北からこようが、南からこようが、西からこようが、東からこようが、駐輪場の場所は同じ。
施設はわかるのに駐輪場の場所がわからずグールグル。
ほんまにわからない。もっとわかる看板を出しておいてよ、と正直思う。
この場合は警備員が立っているならば、その人に聞くのが一番。
そうでなければ事前にデパートのサイトで駐輪場の場所を確認しておく必要があります。
このぐるぐるのせいで、下手をしたら電車組に抜かされるほどタイムロスします。
そして、帰りも帰りで駐輪場から自分の自転車を探す手間が。
ここに停めたはずなのに……
と思って周りを見渡しても、同じような自転車ばかりでわからない。
買い物をして荷物が重いのに、自分の自転車が見つからない。
疲労度+40くらいのダメージをくらいます。
次は「電車」。
おそらくデパートを利用する人が最も利用する手段ではないでしょうか。
最も利用するので、もっともストレスフリーな状態になっています。
駅の改札からそのデパート(一つ目)に行くまでは……
駅から一つ目のデパートまでは本当にスムーズ。
それこそ人の流れに乗っていれば、目的地に着くくらいです。
案内表示もわかりやすいですし、そもそも駅に直結しているパターンが多いんです。
でも、問題はこの後。
折角来たのだから、あそこ(違うデパート)も見ておきたいとなって、移動を考えたときに発生するのが看板見つからない案件。
グループのデパートでもない限り、他施設の案内表示なんてほぼありません。
どの扉(出口)を出たいかなんて皆無です。
経験則で知っている人以外は、この移動が思いのほか難題となるんです。
しかも地下都市の体を取っていたりすると、尚更現在地も目的地も不明という……
地図上ではすぐ隣のはずなのに、隣なんかじゃない。
いや、むしろ自分が地図上のどこにいるのかわからない。
グーグルマップも近距離すぎて、地下の道が出ていない。
とお手上げ状態に。
都会に住む(よく通る)人たちのスムーズな動きに嫉妬を覚える瞬間です。
ここで迷う時間が長くなると、もう買い物する気が失せて「帰ろう」となります。
不思議なことに買えるときの電車はすんなり見つかって、乗れるんです。
不思議。
続いて「自動車」。
家族みんなで、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に、子どもが小さいなど、人数が増えると自動車は便利です。
交通費も割安になることが多いですし。
買い物をしたら駐車料金もサービスしてくれるし。
でも、ここでも問題は「駐車場」。
車できたからには駐車場に停めないといけないけれど、駐車場の入り口がわかりにくいパターンが多いです。なぜか。
「P」の文字に導かれているはずなのに、実際に「P」の入り口が見つからない。
しかも、入り口前は渋滞。
もう、そこに施設は見えているのにまだまだ入れない。
気持ちはお買い物に出ているのにまだ車の中。
しかもそういうときに限って、子どもがトイレと言ったり、ぐずったり、ご飯前の時間で車内の雰囲気が悪くなったりする。
駐車場に入れた、と思ったのに次に訪れるのが「満」という満車の案内。
おいおい、どこまで「満」なんだ?と立体駐車場をグールグル。
大概空いているのは屋上か、ちょっと当たったら大変なことになりそうな車の隣。
屋上は雨が降っていれば濡れるし、晴れていたら社内が蒸し風呂になるというリスク。
隣の車問題が発生したら、パパ(ママ)の腕の見せ所になるけれど、そういう時に限ってエレベーターやエスカレータ近くの優先駐車場(車いすマーク)に明らかに車いすが乗っていないだろう車を見つけちゃったりする。
もう、なんだよ。ルール守れよ、と心のすさみ度がさらに進行します。
そこは何とかクリアしたと思ったのに、次なる問題は帰り。
自転車のときと同じく車が見つからない。
しかも自転車のときよりも探す面積が多いので、たとえ「3-A」など目印を覚えていても、その目印が見つからない。
さらに、小さな子がいたりするとうろちょろとするので目が離せない。
最後の最後まで疲れるポイント満載、と感じるのが自動車。
最後は「タクシー」。
これはいいですよ。
いろいろなアクセス手段のいいとこどりした方法です。
車のいいところ=目的地(デパート)まで一直線
徒歩のいいところ=入り口からすっと入れる
入り口前に横付けですからね。いいです。
しかも、大概タクシー乗り場にタクシーがあるので次の移動時にもタクシーを使えばさらにストレスフリー。
重たい荷物を持っていなくてもいいし、本当にいい。
ただ、もっともハイコスト。
ワンメーターでも500円はするから、行くだけでもお買い物・食事の予算がオーバーになってしまうことも。
あえてダメな点をあげるとすれば、タクシーの運転手に話かけられてヤな気持ちになったり、短い距離なのに渋滞に巻き込まれることがある、ということ。
このあたりはタクシーに乗り慣れている人たちは、さりげなくスルーできちゃうんでしょうけど。
どの方法も一長一短。
結果どれがいいかなんて答えはありませんが、どの方法でもデパートに行けば楽しいお買い物が待っていると思うと、気にならないというのがみなさんの本音ではないでしょうか。
実際に、そんなのを気にしていたら家から一歩も出れなくなりますしね。
今日は、言われればそうだなぁと思う「デパートあるある アクセス編」でした。